人の髪の毛には寿命があります。個人差はありますが、生えてから抜けるまで男性の場合は約5年前後と言われます。
髪にはヘアサイクルがあり、①休止期→②成長期初期→③成長期→④退行期を繰り返しています。
①は、比較的簡単に抜けやすい時期、②、③は活発な細胞分裂により髪が成長していく期間、④は成長が止まり徐々に抜けていくための準備期間です。薄毛の原因は、休止期の毛根の状態のままヘアサイクルが止まってしまった、また、成長期へ移行しても正常に髪が育たない、あるいは成長期が短くなったなどが考えられます。
男性向け薬用育毛剤『髪殿』は、休止期の毛根に働きかけて成長期へ促し、成長期の育毛環境を良くし、成長期が長く続くよう働きかけます。
古来より髪の毛は「血余」、血の余りと言われ、血行が悪くなると美しい髪を保てなくなると考えられていました。健康な髪を育てるためには頭皮の血行を良くすることが育毛ケアの第一条件と言われる所以です。毛根の毛母細胞は、成長期に入ると凄まじく活発に細胞分裂を繰り返し増殖します。そのエネルギー源となる栄養を運ぶためには血行がスムーズでなければなりません。『髪殿』に配合の「ショウキョウ」は、市場品の約3倍のショーガオールを含有している当社オリジナルの生薬。血行促進力を促します。また、生薬の特長である成分の組合せによる相乗効果で、血行促進力がさらにアップすることがわかっています。
男性向け薬用育毛剤『髪殿』には、長年の育毛剤の中で厳選された3つの生薬有効成分「ショウキョウ」「ニンジン(細根付ニンジン)」「センブリ(晩生センブリ)」と「ボタンピ*」、そして「桑根皮(ソウコンピ)*」、この5つの植物成分が使われています。1994年に育毛剤を発売して以来、たゆまず続けれられてきた膨大な研究は、すべて『髪殿』に継承され、さらに男性向け薬用育毛剤として、フラボノイドを多く含む「桑根皮(ソウコンピ)」を新たに配合しました。
*保湿成分/牡丹エキス、桑エキス
明治26(1893)年に創業した「津村順天堂」が、私たちの起源です。「中将湯」というオリジナルの婦人薬に始まり、芳香浴剤「バスクリン」が誕生したのは昭和5(1930)年。その後長きに渡り皆さまにご愛用いただいています。その間、100年以上にわたり生薬の有効性を研究し、その研究成果は入浴剤をはじめとする多くのものづくりに生かされてきました。その膨大な研究の蓄積を基に、生薬研究をけん引するエキスパートたちが日夜、新たな可能性を求め開発に取り組んでいます。
自然由来の生薬よりも化学合成された薬のほうが効くのではないかという声を耳にすることがあります。私たちが生薬で育毛剤を開発しようと考えたきっかけは、薄毛の原因は多岐にわたる場合があり生薬なら複数の作用を発揮できるため、有効な対応が可能であると考えたからです。また生薬は、長時間の対応が必要な症状に有効的である場合が多いという特徴をもっていて、長期間のケアが必要な薄毛などには生薬を組み合わせた処方の方が有効的と判断しました。完全に天然由来であることも、生薬ならではの特徴です。
製剤技術を駆使し、合成界面活性剤や精製した油成分を使わずに、植物抽出物の特性を利用してマイクロエマルション化した「フィトエマルション®」育毛剤を完成させました。
このフィトエマルション®育毛剤は、フランツセルという実験機器を用いて行った皮膚透過試験で比較を行ったところ、従来品よりも育毛活性成分のひとつであるショーガオールの浸透量が高くなることが分かりました。これまで以上に有用な育毛剤であると考えています。
※ 合成界面活性剤や精製した油成分を使わずに、植物抽出物の特性を利用したマイクロエマルション
私たちの育毛の歴史は、1994年に発売したスプレータイプの育毛剤「インセント」に始まります。当時、主に入浴剤を扱っていた私たちは、育毛剤という未知の市場に参入することに反対する声もありました。しかし、研究者たちは自信を持っていました。なぜなら、彼らは生薬の持つ可能性を信じていたから。100年以上の研究の歴史の中で発見した、育毛に対する生薬のチカラが必ず多くの人びとに笑顔をもたらすと確信していたからです。
「インセント」は発売以来多くのお客さまにご支持をいただき、今年で20年目を迎えました。研究者の信じたとおり、この20年の間、「インセント」は多くのお客さまに笑顔をもたらしてきました。そして現在、株式会社バスクリンは、20種類以上もの育毛関連製品を扱う育毛のプロフェッショナル集団へと成長しました。私たちの育毛への挑戦は続いています。次の世代へ、私たちの育毛は進化します。
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